暗渠排水材の数量計算

ステップ 1 / 4 延長と幅

直線1区間の暗渠排水について、砕石や有孔管を発注する前に材料数量を見積もります。掘削延長・幅・平均深さ、砕石層の深さ、管の実外径、計画勾配を入力してください。管が占める体積を砕石層から差し引き、砕石と管・透水性シートに別々の割増率を適用します。これは数量拾い用であり、排水能力、浸透、法令適合を設計するものではありません。

暗渠排水材の計算手順

  1. 1

    掘削寸法を測る

    中心線延長、内幅、平均掘削深さを入力します。地表や床付け高さが変わる場合は実態に合う平均値を使います。

  2. 2

    砕石層と管を指定する

    排水用砕石の層厚と、有孔管の実外径を入力します。質量が必要な場合だけ、購入品について販売店が示すかさ密度を入力します。

  3. 3

    勾配と割増を設定する

    計画勾配、砕石の割増率、管・シート共通の割増率を入力します。発注前に現場条件と排水先を確認してください。

材料数量の計算式

直線の溝を直方体、管を円柱として計算します。L=延長、W=幅、D=掘削深さ、A=砕石層深さ、d=管外径、s=勾配(%)、g=砕石割増率、p=管・シート割増率です。

数量 計算式 内容
掘削量 L × W × D 地山状態の幾何学的体積
砕石層総体積 L × W × A 砕石と管を合わせた空間
管の排除体積 π × (d ÷ 2)² × L 管外形が占める体積
正味砕石量 総体積 − 管体積 管周囲に入る砕石量
砕石発注量 正味量 × (1 + g ÷ 100) 選択した割増を含む量
上部埋戻し空間 L × W × (D − A) 砕石層より上の名目空間
高低差 L × (s ÷ 100) 全延長で必要な落差
管購入延長 L × (1 + p ÷ 100) 直線延長と割増
全周巻きシート [2L(W + A) + 2WA] × (1 + p ÷ 100) 長手4面と両端、割増を含む

砕石を実際に押しのけるのは管の実外径です。呼び径をそのまま使わないでください。また、砕石の粒間空隙を別に差し引いてはいけません。販売時のかさ密度には粒間空隙が含まれます。外径を空欄にすると管体積はゼロとなり、管購入延長は表示されません。

検算済みのメートル法例

延長10 m、幅0.30 m、掘削深さ0.50 m、砕石層深さ0.40 m、管外径0.10 mの場合:

  • 掘削量は 1.500 m³、砕石層総体積は 1.200 m³
  • 管体積は約 0.079 m³、正味砕石量は 1.121 m³
  • 砕石割増10%で発注量は 1.234 m³
  • かさ密度1,600 kg/m³なら推定質量は約 1,974 kg
  • 上部空間は 0.300 m³、勾配1%の落差は 0.10 m
  • 管・シート割増5%で管は 10.50 m、シートは約 14.95 m²

定尺管、継手、切断ロス、シート幅と重ね代、含水状態、販売単位によって実発注量は変わります。

現場・放流先・掘削安全の確認

暗渠排水には、低く安定し、使用が認められた排水先が必要です。隣地、不安定な斜面、汚水管、公共雨水施設、道路側溝、河川等へ無断で流してはいけません。出口までの無孔管、継手、掃除口、集水桝、吐口保護、洗掘防止は本計算に含まれません。

洗浄済みの単粒度砕石など、設計に適した排水材と、現地土に適合する透水性のフィルター用ジオテキスタイルを用います。開孔径と透水性が不適切なシートは目詰まりや細粒土の流入を招きます。管孔の向き、基礎、被り、耐荷重は製品仕様と設計図書に従ってください。

着工前に、電気・ガス・通信・上下水道などの埋設物を各管理者へ照会し、現地表示を受けてください。安定して見える溝でも崩壊します。無保護の掘削内に人を入れず、法令・現場条件に応じて法面、土留め、昇降、排土距離、排水を確保します。基礎・擁壁・道路・急斜面の近く、高地下水、汚染土、常習浸水地では専門家による個別検討が必要です。

本ツールは降雨流出、土の浸透、地下水位低下、管流量、凍結深度、構造荷重、許認可、土地権利、基準適合を判定しません。

よくある質問

長方形の砕石層には管も含まれます。管外形がその一部を占めるため円柱体積を1回だけ差し引きます。管内の空洞を貯留量として加算する計算ではありません。

掘削深さは除去する全深さ、砕石層深さは排水材を入れる高さです。差が上部の名目空間ですが、掘削土を再利用できる量とは限りません。

購入する製品のゆるい状態のかさ密度を販売店または仕様書で確認できる場合だけ入力します。岩種、粒度、含水、扱い方で質量が変わるため、不明なら空欄にします。

直方体の全周と両端、選択した割増率を含みます。ロール幅に合わせた裁断や継ぎ目の追加重ね代は個別計算していません。

いいえ。落差は延長×勾配にすぎません。縦断測量、出口高さ、土の透水性、流量、土砂流入、背水を別途確認してください。

Livewire計算のためサイトへ送信され、複数ステップの結果URLに含まれる場合があります。住所、埋設物位置、座標、個人情報は入力しないでください。

関連ツール