浮力計算ツール

浮力
次へ

この浮力計算ツールは、アルキメデスの原理 F = ρ · V · g を用いて、流体が水没した物体に及ぼす上向きの力を求めます。流体の密度(kg/m³)と物体の水没体積(m³)を入力すると、浮力をニュートンで、押しのけられた流体の質量をキログラムで返します。物体が浮くか沈むかの確認、ボートやポンツーンの浮力設計、物理の課題の解決などに使えます。水は初期値として1000 kg/m³に設定されていますが、海水や油、その他あらゆる流体を数秒でモデル化できます。

浮力の求め方

  1. 1

    流体の密度を入力する

    周囲の流体の密度を、1立方メートルあたりのキログラムで入力します。淡水は約1000 kg/m³、海水は約1025 kg/m³です。

  2. 2

    水没体積を入力する

    実際に水面下にある物体の体積を立方メートルで入力します。完全に水没した物体の場合は、全体積に等しくなります。

  3. 3

    浮力を読み取る

    ツールが密度 × 体積 × 9.81 を計算し、上向きの力をニュートンで、押しのけられた流体の質量をキログラムで表示します。

公式

アルキメデスの原理によれば、浮力は水没した物体が押しのけた流体の重さに等しくなります。

  • F = ρ · V · g

ここで F はニュートン(N)で表した浮力、ρ(ロー)は kg/m³ で表した流体の密度、V は m³ で表した水没体積、g は重力加速度で 9.81 m/s² とします。押しのけられた流体の質量は単に m = ρ · V であり、その重さ(ρ · V · g)が、まさに物体が受ける上向きの押し上げの大きさです。

計算例

水没体積が 0.05 m³ の密閉容器が淡水(ρ = 1000 kg/m³)の中にあるとします。

F = 1000 × 0.05 × 9.81 = 490.5 N

押しのけられた水の質量は 1000 × 0.05 = 50 kg です。容器自体の重さが 50 kg 未満なら、上向きの 490.5 N がその重さを上回り浮きます。50 kg より重ければ沈みます。

代表的な流体での浮力(V = 0.05 m³)

流体 密度(kg/m³) 押しのけた質量(kg) 浮力(N)
空気 1.2 0.06 0.59
植物油 920 46.0 451.3
淡水 1000 50.0 490.5
海水 1025 51.25 502.8
グリセリン 1260 63.0 618.0

密度が高い流体ほど強く押し上げます。塩分の濃い死海では淡水の湖よりも体が浮きやすいのは、このためです。

避けたい落とし穴

  • 体積と水没体積の混同。 一部だけ浮いている物体では、物体全体ではなく水面下の部分だけを使います。
  • 単位の混在。 密度は kg/m³、体積は m³ で統一します。1リットルは 0.001 m³ なので、50 L の物体の体積は 0.05 m³ です。
  • 浮くか沈むか。 浮力だけでは決まりません。浮力と物体の重さ(物体自身の質量 × g)を比べます。
  • 重力加速度の選択。 このツールは g = 9.81 m/s² を使います。月(約1.62 m/s²)では重さと浮力がともに小さくなります。

よくある質問

浮力は、流体の密度 × 水没体積 × 重力加速度に等しくなります。F = ρ · V · g で、g = 9.81 m/s² です。密度を kg/m³、体積を m³ で入力すると、結果はニュートンで表示されます。

浮力と物体の重さ(質量 × 9.81)を比べます。浮力のほうが大きければ浮き、重さのほうが大きければ沈み、両者が等しければ中性浮力でその場にとどまります。

淡水には 1000 kg/m³、海水には約 1025 kg/m³ を使います。計算ツールは淡水 1000 kg/m³ を初期値としていますが、これを変更すればあらゆる流体をモデル化できます。

リットルを 1000 で割ります。たとえば 50 リットル = 0.05 m³、1 リットル = 0.001 m³ です。体積を立方メートルにそろえると、密度の単位 kg/m³ と一致します。

いいえ。計算はすべてブラウザ内で実行されます。入力した密度と体積の値が端末から外に出ることはなく、記録も送信もされません。

関連ツール