損益分岐点計算機
損益分岐点とは、売上がちょうど費用をカバーする点です。そこから1単位でも多く売れば利益が出始めます。固定費、単位あたり変動費、販売価格を入力すると、この計算機は損益分岐数量、損益分岐売上高、貢献利益率、各入力が上下10%動いた場合に損益分岐点がどう変わるかを示す感度表を返します。
損益分岐点を計算する方法
-
1
固定費を入力
家賃、給与、ソフトウェア、保険など、販売数量に関係なく一定の費用です。
-
2
単位あたり変動費を入力
材料、配送、決済手数料、単位ごとのコミッションなど、販売量に応じて増える費用です。
-
3
単位あたり販売価格を入力
税前の損益分岐を見たいなら割引後かつVAT抜き、税込みで見たいなら税込総額を使います。
-
4
結果を確認
損益分岐数量 = 固定費 ÷(価格 − 変動費)。損益分岐売上高 = 数量 × 価格。貢献利益は、各販売が固定費回収にどれだけ貢献するかを示します。
公式
損益分岐数量 = 固定費 ÷(単位あたり価格 − 単位あたり変動費)
分母は単位あたり貢献利益です。各販売が固定費の回収に充てられる金額を表します。累積貢献利益が固定費と等しくなったところが損益分岐点です。
計算例: カフェ
- 月間固定費: 家賃 300,000円 + 人件費 600,000円 + 光熱費 50,000円 = 950,000円
- 1杯あたり変動費: 豆 + ミルク + カップ 75円
- 販売価格: 450円
貢献利益 = 450円 − 75円 = 1杯あたり375円
月間損益分岐杯数 = 950,000円 ÷ 375円 ≈ 2,534杯
損益分岐売上高 = 2,534 × 450円 ≈ 月間1,140,300円
月30日営業なら1日約85杯です。現実的なランチタイムの混雑で届く水準です。
貢献利益率
貢献利益率 =(価格 − 変動費)÷ 価格
カフェの場合: 375 ÷ 450 = 83%。売上1円ごとに0.83円が固定費と利益に向かいます。損益分岐売上高 = 固定費 ÷ 貢献利益率 = 950,000円 ÷ 0.83 ≈ 1,144,600円。
損益分岐点を下げるレバー
- 価格を上げる: 単独で最も大きな効果がありますが、価格弾力性が上限になります。
- 変動費を下げる: よりよい仕入れ条件、安い材料。
- 固定費を下げる: 小さな場所、少人数のスタッフ、共有サービス。
- 2つ目の収益源を加える: 固定費の基盤を共有するもの(ペストリー、グッズなど)で、同じ家賃の上で実効貢献利益を増やします。
損益分岐点が無視するもの
- お金の時間価値 — 1,000万円のスタートアップ資本を12か月で回収するのは、3か月で回収するより不利です。
- リスク — 仮定は決定論的です。実際の変動費は変わり、実際の価格は割引されます。
- 機会費用 — 損益分岐は必要条件ですが十分条件ではありません。その資本が他でどれだけ稼げるかは考慮しません。
よくある質問
固定費は販売数量で変わらない費用です(家賃、ソフトウェアサブスク、正社員給与)。変動費は単位ごとに増える費用です(材料、配送、生産に連動する時給)。混合費用もあるため、固定部分と変動部分に分けてください。
予想販売構成で重み付けした、商品全体の加重平均貢献利益を使います。この計算機は最大5商品まで、個別の価格と変動費に対応します。
多くの運営上の損益分岐分析では、税引前・利息控除前(EBITベース)の数字を使います。真のキャッシュ損益分岐を見るなら事業負債の利息は含めますが、法人所得税は含めません。所得税は損益分岐を超えた利益にだけかかります。
売るたびに損をしているため、損益分岐点はありません。販売量に投資する前に価格を上げるか変動費を下げてください。マイナスの利益率を拡大しても、損失が拡大するだけです。
関連ツール
上昇星座計算ツール
生年月日と出生時刻から上昇星座を推定します。2時間ごとの簡易方式で、完全な出生ホロスコープではありません。
BMI計算機
身長と体重からBMIを計算します。WHO分類、健康的な体重範囲、BMIの限界を表示します。
BMR計算機
安静時に消費するカロリー、つまり基礎代謝量をMifflin-St Jeor式で推定します。
Roth IRA計算機
米国のRoth IRAについて、年間拠出額、期待リターン、退職までの年数から将来残高を試算します。拠出額、運用成長、税引き後の比較を確認できます。
世界時計
複数都市の現在時刻を並べて確認し、夏時間も自動で反映します。分散チームや海外出張の予定調整に便利です。
PFCバランス計算ツール
1日のカロリー目標とPFCの割合から、たんぱく質、炭水化物、脂質のグラム数を計算します。バランス型、高たんぱく、筋量アップ、低糖質寄りの配分を確認できます。