NPV計算ツール

NPV
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正味現在価値(NPV)は、「このプロジェクトは本当にやる価値があるのか」という問いに対するファイナンスの答えです。初期費用、将来の各年に見込まれるキャッシュフロー、そして資本コストや要求利回りを反映した割引率を入力してください。ツールがすべてのキャッシュフローを現在の価値に割り引いて合計します。プラスならその投資は価値を生み、マイナスなら価値を損ないます。

NPVの計算手順

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    初期投資額を入力する

    時点ゼロで支払う金額です。マイナスのキャッシュフローとして入力します。

  2. 2

    将来のキャッシュフローを並べる

    1年につき1つ。その期間のすべての費用を差し引いた後の、正味の流入額または流出額です。

  3. 3

    割引率を決める

    通常は加重平均資本コスト(WACC)か、自分が求める利回りを、パーセントで指定します。

  4. 4

    NPVを読み取る

    プラスなら実行、マイナスなら見送り、ゼロならやってもやらなくても同じ、という意味になります。

  5. 5

    他の案と比べる

    NPVは二者択一のプロジェクトをそのまま順位づけできます。プラスのNPVが大きいほうが勝ちです。

数式

NPV = Σ CFₜ / (1 + r)^t − C₀

ここで:

  • CFₜ は期間 t のキャッシュフロー
  • r は1期間あたりの割引率
  • C₀ は初期投資額
  • 合計は t = 1 から最終期間 n まで

計算例

初期費用が100,000ドル、その後5年間にわたり毎年30,000ドルの収入が見込めるプロジェクトを考えます。割引率は10%です。

キャッシュフロー 割引係数 現在価値
0 -100,000 1.000 -100,000
1 30,000 0.909 27,273
2 30,000 0.826 24,793
3 30,000 0.751 22,539
4 30,000 0.683 20,490
5 30,000 0.621 18,628
NPV 13,723

NPVがプラス13,723ドルということは、このプロジェクトが利回り10%の代替案を、現在の価値に換算してちょうどその分だけ上回るという意味です。

割引率の決め方

  • 企業の場合: プロジェクトのリスクに応じて調整したWACC(加重平均資本コスト)を使います。
  • 個人の投資の場合: 機会費用、つまり同程度のリスクの投資先で得られたはずの利回りを使います。
  • リスクの高い事業の場合: 基準となる割引率に5〜10%のリスクプレミアムを上乗せします。

NPVとIRRと回収期間

  • NPV は、選んだ割引率のもとで生み出される価値を金額で示します。
  • IRR(内部収益率) は、NPVがゼロになる利率を求めることで、利回りをパーセントで示します。
  • 回収期間 は、貨幣の時間価値を無視して、投資額が名目上いつ回収されるかを示します。

実行するかどうかの判断と、二者択一のプロジェクトの順位づけには、NPVが正しい道具です。IRRは要約的な指標として便利ですが、キャッシュフローが標準的でない場合や、プロジェクトの規模が大きく違う場合には判断を誤らせます。

よくある質問

企業のプロジェクトでは加重平均資本コスト(WACC)が基本で、中堅企業ならおおむね8〜15%です。リスクの高いプロジェクトにはプレミアムを上乗せします。個人の判断であれば、その投資のために諦めることになる同等の投資の利回りを使ってください。

あります。NPVを投資額と見比べるのは有効な常識チェックです。100ドルのプロジェクトで1,000ドルのNPVなら破格ですが、1,000万ドルのプロジェクトで同じ1,000ドルなら端数の誤差にすぎません。規模と代替案を必ず併せて考えてください。

割引率が高いほど将来のキャッシュは重く割り引かれるため、将来の各キャッシュフローの現在価値が下がります。割引率が十分に高くなると、すぐに回収できる案件を除き、どのプロジェクトも魅力的に見えなくなります。

いいえ。NPVが使うのは会計上の利益ではなくキャッシュフローです。減価償却費は現金支出を伴わない費用なので、代わりにその節税効果(タックスシールド)を含めます。埋没費用はすでに支出済みで、これからの意思決定には関係ありません。

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