ボルトサークル計算ツール
ボルト配置を設定
分かっている寸法、使用単位、等間隔の穴数を選択します。
ボルトサークル上に等間隔で配置する穴の理論中心座標を計算します。既知のピッチ円直径(PCDまたはBCD)を入力するほか、2つの穴中心間で実測した弦長からPCDを求めることもできます。中心オフセット、1番穴の角度、基準軸、時計回り・反時計回りの番号順を指定し、座標表をコピーまたはCSVで保存できます。
ボルト穴円の計算方法
-
1
既知の寸法を選ぶ
PCDが分かる場合はその値を入力します。弦長から求める場合は、測定した2つの穴中心の間に何ピッチあるかを指定します。
-
2
座標の取り方を決める
図面や加工機の設定に合わせて、パターン中心、0°の基準軸、開始角度、穴番号の進行方向を指定します。
-
3
確認して書き出す
PCD、半径、隣接穴の中心間距離、図、X/Y座標表を確認してから、座標をコピーまたはCSVで保存します。
ボルトサークルの公式
ボルトサークルとは、等間隔に並ぶ穴、スタッド、ラグの中心を通る仮想円です。その直径は一般に PCD(pitch circle diameter:ピッチ円直径)または BCD(bolt circle diameter:ボルトサークル直径)と呼ばれます。
直径 D と穴数 N が分かっている場合:
- 半径:
R = D / 2 - 角度ピッチ:
Δ = 360° / N - 隣接穴の中心間弦長:
S = D × sin(π / N)
中心間弦長 C が等間隔の k ピッチ分に相当する場合、直径は次のとおりです。
D = C / sin(kπ / N)
隣接穴なら k = 1、1つ飛ばした2ピッチ先なら k = 2、穴数が偶数のときの対向穴なら k = N / 2 です。弦長は中心同士を結ぶ直線距離であり、円周に沿った長さではありません。
座標の規約
一般的な数学・機械加工の規約では、0°をX軸の正方向とし、角度は反時計回りに増加します。穴のインデックスを i = 0, 1, …, N − 1 とすると:
θᵢ = 開始角度 + i × 360° / N
Xᵢ = 中心X + R × cos(θᵢ)
Yᵢ = 中心Y + R × sin(θᵢ)
時計回りを選ぶと角度ステップの符号が反転します。0°の基準軸を変更すると、開始角度を加える前にパターン全体が回転します。
計算例:PCD 100 mmの4穴
D = 100 mm、N = 4、中心 (0, 0)、開始角度 0°、反時計回りの場合:
| 穴番号 | 角度 | X (mm) | Y (mm) |
|---|---|---|---|
| 1 | 0° | 50 | 0 |
| 2 | 90° | 0 | 50 |
| 3 | 180° | −50 | 0 |
| 4 | 270° | 0 | −50 |
隣接穴の中心間距離は 100 × sin(45°) = 70.7107 mm です。
加工前の確認事項
- 図面の寸法が直径か半径かを確認してください。
- 弦長は中心間で測定します。穴やスタッドの縁から測った場合は、その直径を考慮した補正が別途必要です。
- 設定全体でミリとインチを混在させないでください。
- 画面表示と加工機が同じ向きだと決めつけず、機械軸の正負と向きを確認してください。
- 結果は理想的な幾何座標です。位置公差、穴のクリアランス、締結強度、ホイールの適合、フランジ強度、安全なCNC動作は規定しません。
CSVは座標点の一覧であり、実行可能な加工プログラムではありません。制御装置に対応したG-codeを作るには、検証済みのワーク座標、工具、安全高さ、穴あけサイクル、送り、主軸条件、機械可動範囲も必要です。
よくある質問
この用途では同じです。ピッチ円直径とボルトサークル直径はいずれも、穴またはスタッドの中心を通る仮想円の直径を表します。
2つの中心を結ぶ直線距離を測り、その中心間にいくつの等間隔ピッチがあるかを数えて、実測弦長モードを使います。隣接穴は1ピッチ、穴数が偶数の対向穴は穴数の半分のピッチです。
使えません。CSVは移植しやすい点座標表です。安全な加工コードは、制御装置、座標系、工具オフセット、穴あけサイクル、退避高さ、深さ、送り速度、主軸条件、機械限界に合わせて作成する必要があります。
いいえ。フォームに入力した寸法だけを使用し、ファイルのアップロードは不要です。座標のコピーとCSV生成はブラウザ内で行われます。
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