ABV計算ツール

ABV

自家醸造でビール、ワイン、ミード、シードルを作るなら、仕上がりのアルコール度数を把握しておきたいものです。このABV計算ツールは、発酵前の初期比重(OG)と発酵後の最終比重(FG)という2つの比重計の読み取り値を使います。その差からアルコール度数(ABV)、重量ベースのアルコール(ABW)、見かけの発酵度、355 mlあたりのおおよそのカロリーを計算します。数値を入力すると結果がすぐ更新され、仕込みの記録やラベル作成に役立ちます。

ABV計算ツールの使い方

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    初期比重を入力

    発酵前の麦汁や果汁を比重計で測り、その値を初期比重(OG)として入力します。多くのビールは1.040から1.070程度で始まります。

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    最終比重を入力

    発酵が終わったら2回目の測定を行い、最終比重(FG)として入力します。一般的なビールは1.008から1.015あたりで終わることが多いです。

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    結果を確認

    ABV、ABW、見かけの発酵度、355 mlあたりの推定カロリーがすぐ表示されます。ボタン操作は不要で、どちらかの比重を変えるだけで再計算されます。

ABVの計算式

自家醸造でよく使われる式では、比重の低下量からアルコール度数を推定します。

ABV%       = (OG − FG) × 131.25
ABW%       = ABV% × 0.79336
発酵度%     = (OG − FG) ÷ (OG − 1) × 100

係数131.25は、比重の低下を体積あたりのアルコール割合に換算するための近似値です。エタノールは水より密度が低く、約0.79 g/mlなので、重量ベースのABWはABVより低くなります。見かけの発酵度は、利用可能な糖のうち酵母がどれだけ発酵させたかを示します。

計算例

OG 1.054のpale aleを仕込み、FG 1.012で発酵が終わったとします。

  • ABV = (1.054 − 1.012) × 131.25 = 5.51%
  • ABW = 5.51 × 0.79336 = 4.37%
  • 発酵度 = (1.054 − 1.012) ÷ (1.054 − 1) × 100 = 77.8%

この発酵度は、エール酵母で健全とされる75から80%の範囲に入っているため、発酵はおおむね想定どおりです。

測定項目 結果
初期比重 1.054
最終比重 1.012
ABV 5.51%
ABW 4.37%
見かけの発酵度 77.8%

避けたい落とし穴

  • 温度は比重計の読みをずらします。 多くの比重計は20 °Cで校正されています。温かいサンプルは実際より低い比重に見えるため、補正するか冷ましてから測定してください。
  • これは推定であり、分析機関の測定ではありません。 131.25という係数は近似値で、高比重では誤差が大きくなります。強いミードやbarley wineでは少し高めに出ることがあります。
  • 見かけの発酵度と実発酵度は違います。 ここで計算するのは見かけの値で、比重計は残ったアルコールの影響を受けます。実発酵度は通常数ポイント低くなります。
  • カロリーは概算です。 355 mlを基準に、アルコールと残糖からカロリーを推定します。甘い仕上げや副原料の多い仕込みでは変わります。

よくある質問

ABVは液体全体の体積に占めるアルコールの割合、ABWは全体の重量に占めるアルコールの割合です。エタノールは水より軽いため、ABWは常に低く、ABVのおよそ0.79倍です。ビール、ワイン、シードルの表示ではほとんどの場合ABVが使われます。

多くのエールやラガーはOG 1.040から1.070で始まり、FG 1.008から1.015で終わります。imperial stoutのような強いスタイルは1.090を超えることがあり、ドライなスタイルは1.005未満で終わることもあります。

比重の低下から計算する、酵母が発酵可能な糖をどれだけ変換したかの割合です。多くのエール酵母は70から80%ほどです。低い値は発酵停止や発酵しにくい麦汁を示すことがあり、高すぎる値はよりドライで軽い仕上がりにつながります。

いいえ。計算はすべてブラウザ内で行われます。比重の値がサーバーに送られたり保存されたりすることはありません。

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