IRR計算ツール

IRR(内部収益率)
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内部収益率とは、案件がちょうど損益分岐点に達する唯一の割引率、つまりすべてのキャッシュフローの正味現在価値がゼロになる利率です。初期投資額と、将来の各期に受け取ると見込む金額を入力すると、この計算ツールがIRRを求め、10%の基準と比較し、回収されるキャッシュの合計を算出します。求めるリターンよりIRRが高ければ、その案件は取り組む価値があります。

IRRの計算方法

  1. 1

    初期投資額を入力する

    期0で先に支払う金額を、正の数として入力します。

  2. 2

    キャッシュフローを列挙する

    将来の各期(第1期、第2期、第3期…)について、1行に1つの値を順番に入力します。

  3. 3

    IRRを読み取る

    計算ツールがNPV(利率)= 0 を解き、利率をパーセントで表示するほか、10%でのNPVと回収キャッシュの合計も示します。

計算式

IRRは、次の式を満たす利率 r です。

0 = −C₀ + Σ CFₜ / (1 + r)^t

各記号の意味は次のとおりです。

  • C₀ は初期投資額(期0で支払うキャッシュ)
  • CFₜ は第t期に受け取るキャッシュフロー
  • r は内部収益率
  • 総和は t = 1 から最終期 n まで

閉じた形の解は存在しないため、IRRは数値的に求めます。このツールは答えを −90% から 1000% の範囲に挟み込み、二分法を用いてNPVがゼロを横切る利率へと収束させます。

計算例

本日 ¥10,000,000 を投資し、続く4年間で ¥3,000,000、¥4,000,000、¥5,000,000、¥6,000,000 を受け取るとします。

キャッシュフロー IRRでの割引係数 現在価値
0 −10,000,000 1.000 −10,000,000
1 3,000,000 0.756 2,269,000
2 4,000,000 0.572 2,287,000
3 5,000,000 0.432 2,162,000
4 6,000,000 0.327 1,962,000
IRRでのNPV ≈ 0

ここでNPVをゼロにする利率はおよそ 32.3% なので、IRRは約 32% です。10% のハードルを上回るため、この案件は魅力的です。

注意すべき落とし穴

  • 複数のIRR。 キャッシュフローの符号が2回以上変わる場合(流出、流入、流出)、方程式は複数の解を持つことがあります。この計算ツールは区間内の1つの利率を返します。確認にはNPVを使ってください。
  • 符号の変化がない。 すべてのキャッシュフローが正(またはすべて負)の場合、損益分岐となる利率は存在せず、IRRも存在しません。ツールは「IRRが見つかりません」と表示します。
  • 規模の見落とし。 小さな案件の40%のIRRは、大きな案件の15%のIRRより生み出す価値が小さいこともあります。相互に排他的な案件を順位付けする前に、IRRとNPVを併用してください。
  • 再投資の前提。 単純なIRRは、途中のキャッシュがIRRそのもので再投資されると暗黙に仮定しますが、これはしばしば楽観的です。修正内部収益率(MIRR)はこれに対処します。

よくある質問

良いIRRとは、単純に、求めるリターンや資本コストを上回るIRRのことです。多くの企業ではこのハードルが10%から20%の間にあり、それを超えるIRRは案件が価値を生むことを示します。適切な基準は、その投資ごとのリスクによって変わります。

NPVは、自分で選んだ割引率のもとで生み出される価値を金額で示すのに対し、IRRはNPVをゼロにするリターンをパーセントで示します。規模の異なる案件を順位付けするにはNPVが適し、IRRは効率を直感的にまとめた指標です。このツールは両方を表示します。

IRRは、キャッシュフローの符号が変わるとき、通常は最初の流出に続いて流入があるときにのみ存在します。投資額をゼロにした場合や、正味現在価値が一度も負にならないキャッシュフローを入力した場合は、解くべき損益分岐の利率がないため、IRRを表示できません。

いいえ。投資額とキャッシュフローは結果を計算するために処理されるだけで、サーバーへのアップロード、保存、共有は一切行われません。数値はセッション内に留まり非公開なので、機密性の高い案件も安全に試算できます。

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