アニオンギャップ計算ツール

アニオンギャップ

血清のナトリウム、クロール、重炭酸を mEq/L で入力すると、アニオンギャップ、すなわち主要な測定陽イオンと主要な測定陰イオンとの差が返されます。古典的な計算式は AG = Na⁺ − (Cl⁻ + HCO₃⁻) です。アニオンギャップは代謝性アシドーシスの原因を高ギャップ群と正常ギャップ群に分けるのに役立ち、それぞれまったく異なる背景の問題を示唆します。このツールは教育・学習向けの手軽な補助であり、すべてブラウザー内で動作する診断機器ではありません。

アニオンギャップの計算方法

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    ナトリウムを入力

    血清ナトリウム(Na⁺)を mEq/L で入力します。一般的な値は約 140 mEq/L です。

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    クロールと重炭酸を入力

    血清クロール(Cl⁻)と重炭酸(HCO₃⁻)をいずれも mEq/L で追加します。重炭酸は基本代謝検査では総 CO₂ として報告されることが多いです。

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    ギャップを読み取る

    計算ツールは AG = Na⁺ − (Cl⁻ + HCO₃⁻) を適用し、結果を mEq/L で表示します。そのまま基準範囲と比較できます。

計算式

血清アニオンギャップは、日常的に測定される電解質を用いて血漿中の未測定陰イオンを推定します。

AG = Na⁺ − (Cl⁻ + HCO₃⁻)

3 つの入力はいずれも 1 リットルあたりのミリ当量(mEq/L)です。一部の検査室や教科書はカリウムを含めます——AG = (Na⁺ + K⁺) − (Cl⁻ + HCO₃⁻)——が、この場合は基準範囲が約 4 mEq/L 上方へ移動します。本計算ツールは、より一般的なカリウムを含まない方式を用います。

計算例

基本代謝検査で Na⁺ = 140、Cl⁻ = 104、HCO₃⁻ = 24 mEq/L と報告されたとします。

AG = 140 − (104 + 24) = 140 − 128 = 12 mEq/L

12 に近い値は通常の基準帯に収まります。次に、クロールは変わらず重炭酸が 10 まで低下したとします。AG = 140 − (104 + 10) = 26 mEq/L → 高アニオンギャップで、酸の増加が示唆されます。

基準範囲

アニオンギャップ(mEq/L) 解釈(教育用)
< 6 低ギャップ:再検査;低アルブミンや検査誤差を考慮
6 – 12 正常範囲(カリウムを含まない計算式)
> 12 高アニオンギャップ:付加された酸を精査

高ギャップの一般的な原因は、語呂合わせ GOLD MARK(グリコール類、オキソプロリン、乳酸、D-乳酸、メタノール、アスピリン、腎不全、ケトアシドーシス)でよく教えられます。

落とし穴

  • アルブミンが重要です。 アルブミンは主要な未測定陰イオンであり、低アルブミンはギャップを低下させます。補正ギャップでは、アルブミンが 4 g/dL を下回るごとに 1 g/dL あたり約 2.5 mEq/L を加えます。
  • 単位は mEq/L でなければなりません。 mmol/L の表記を混在させたり、総 CO₂ を別の値として入力したりすると結果が歪みます。
  • 「正常」なギャップだけでは安心できません——正常ギャップ(高クロール性)アシドーシスにも原因が必要です。
  • 検査室による差。 基準範囲は分析装置間で、また K⁺ を含む式と含まない式との間で異なるため、必ずご自身の検査室の範囲を確認してください。

よくある質問

ここで用いるカリウムを含まない計算式では、正常範囲はおおむね 6 〜 12 mEq/L ですが、分析装置によって変わります。カリウムを含める場合は範囲が約 4 mEq/L 上方へ移動します。必ずご自身の検査室が印字する基準範囲を確認してください。

いいえ。本計算ツールは最も広く教えられている AG = Na⁺ − (Cl⁻ + HCO₃⁻) を使用します。一部の検査室はカリウムを (Na⁺ + K⁺) − (Cl⁻ + HCO₃⁻) として加えます。お使いの検査室がそうであれば、値と基準範囲はやや高くなると見込まれます。

いいえ。計算はすべてブラウザー内で実行されます。入力したナトリウム、クロール、重炭酸の値がサーバーに送信されたり保存されたりすることはなく、アップロードも保持もされません。

いいえ。本計算ツールは教育目的のみであり、専門的な医学的助言・診断・治療の代わりにはなりません。実際の患者に関する判断では、必ず有資格の臨床医とご自身の検査室の基準範囲に従ってください。

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